ネットで見かける“細身の結婚指輪”には、さまざまなタイプがあります。
1.5mm幅などの極細ラインも人気ですが、
ユキノアトリエではあえて1.7mm〜2.0mmの幅と、約1.7〜1.8mmの厚みにこだわっています。
その理由は、単に見た目の好みではなく、
「長く、安心して使える形」であること。
ここでは、その設計の考え方を少しだけご紹介します。
1. 細すぎず、太すぎない「日常に馴染む幅」
一般的な1.5mm幅のリングはとても繊細で軽やかです。
ただ、毎日の使用では変形しやすく、
特にプラチナ素材では力のかかり方によって歪むこともあります。
ユキノアトリエでは、
女性用:1.7mm
男性用:2.0mm
という「細身の中でも安心できる幅」を採用しています。
見た目は華奢でも、芯がある感触。
このわずかな差が、日常づかいの安心感を支えています。
2. 厚み約1.7〜1.8mmの理由
リングの厚みは、指輪の耐久性を決めるもうひとつの要素です。
厚みを薄く(1.3mm以下)すると価格は抑えられますが、力や摩耗に弱くなる傾向があります。
ユキノアトリエでは、鍛造製法で仕立てることにより、
1.7〜1.8mmの厚みでも十分な強度を確保しています。
厚み1.7〜1.8mmという数値は、
「日常使いで安心できる最低限の厚み」
かつ「手に負担を感じない軽さ」のちょうど中間点です。
3. 安心して使えるシンプルな形を
結婚指輪は、日常生活の中で最も長く身につける装飾品です。
だからこそ、流行の形よりも
「永く使える標準形」を大切にしています。
職人が一つひとつ丁寧に鍛えて仕立てた、
静かで誠実な結婚指輪。
それが、わたしたちの考える“ちょうどよいかたち”です。